水素水の医療分野における研究

水素水の医療分野における研究 水素水は水素ガスを溶け込ませた水で、無色透明、無味、無臭の液体です。
水素に関して医療分野では、1970年代に、水素ガスが動物の皮膚腫瘍を退縮させるなどの研究結果を報告する学者がいましたが、注目されることはありませんでした。
しかし、2007年に日本国内の学者が、水素のもつ抗酸化、抗アポトーシス作用により、脳虚血などで生成されるOHに対する選択的な保護ができることを動物実験で確認し報告。
これをきっかけに水素の研究が進展し、現在に至ります。
水素医学に関する論文は年々増加し、特に日本、アメリカ、中国では国を挙げた研究が進められています。
水素水の特徴としては、1気圧0.8mM程度の溶解度で、ヒドロキシラジカルを選択的に消去することと、細胞内のあらゆるところで抗酸化作用を発揮することができることなどが期待され、2013年より臨床研究も始められています。
ヒドロキシラジカルは、体に悪影響を及ぼす活性酸素のなかでも特に傷害性の強い成分のため、水素水で体内から効果的に消去できるようになれば、医療の大きな進歩となりそうです。

水素水の効果についての信憑性

水素水の効果については非常に不明な点が多く、効果の信憑性については慎重に考えていく必要があると思われます。
まず、水素水の定義が問題となります。
概ね水素を水に溶解したものとして考えられていますが、各メーカーごとに濃度など、様々な定義づけをしています。
水素は確かに一部のラジカルと反応するものの、それぞれの濃度がはっきりしないと化学反応がどの程度起こるかはっきりしません。
一部、ランダム化比較試験と呼ばれる効果を調べる試験が行われており、一定の効果が期待できることが示唆されていますが、少数の試験でその効果を断定することは再現性に乏しく非常に問題があります。
またランダム化比較試験でも、試験者の管理によってはバイアスを完全に除去できる訳ではありません。
薬理学的な定量的な評価がなされていないことと試験の数が少ないことから現在においては、水素水を飲用することで体の健康状態を何らかの形で良い影響を及ぼすという信憑性は薄いのではないでしょうか。

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